この時期、4月からの契約&この6ヶ月の査定面談の時期。
taeもお仕事をしているスポーツクラブでそんな面談が目白押し。
大抵は何も変化なく終わるのだけど、たまにクラブ側が「大きな変化」を望む時に、こちら側も「大きな変化」を強いられる事がある。
今季がまさにそうだった。
ある1軒のクラブが大幅にレッスンプログラムを変えたいようで、taeのレッスン(ヨガ&ピラティス)の両方とも時間の短縮と時間帯の変更を告げられた。
時間の変更はともかく、時間の短縮は納得がいかない。
もちろん、時間の短縮という事はレッスンフィー(お給料)がその分減るから困るのだけど、それ以前の問題。
ピラティスのレッスンの場合は、1年前のプログラムの変更で「新しいレッスンを入れたいから」という理由で、taeのレッスンがひとつ削る代わり、続けるピラティスの時間を長くするという条件で今のレッスン時間になったし、ヨガの方(ピラティスの方もだけど)も、45分なら内容的にもtaeが納得できないから、それならやめた方がいい。
クラブではただの雇われの身なので、大抵の事は「しょうがないな」と言われた通りにするのだけど、せっかくの面談なので、言うべき事は言う。
「時間が短くなったら、今の内容以下になってしまうから、そんなしょうもないレッスンをするくらいなら、辞めます。きっと、お客さんも時間が短くなったら、内容的に納得しないと思う」
「じゃあ、お客さんに聞いてみて下さい」
・・・と言う事で、お客さんに聞いてみたら、別にそれでもいい人もいるけど、ずっと頑張っている人たちや納得がいかない人たちが直接クラブ側に訴えてくれた。
その反応があまりにも大きすぎたらしく、また呼び出されて面談。
はっきり言ってやった。
クラブ側は、時間短縮する理由をいろいろ挙げてたけれど、本当の理由は「レッスンフィーの削減」
「レッスンフィー(つまり人件費)を削減したくて45分にしたいんなら、taeを辞めさせて安いイントラを入れればいいんとちゃいます?今やったら、ヨガのイントラなんてなんぼでもいますよ。
前みたいにtaeのレッスンが無くなったらクラブを退会する人も出てくると思いますが、そんなのは一過性の事で、安いイントラを入れた方が内容的にも、もっと人が入るかも知れません。
お客さんの反応が想像以上に大きかったかもしれないけれど、そういう声を上げた人はほんのわずかで、大半は時間が短縮になろうが、taeが辞めようが何でもいい人たち。
レッスンが無くなるのは収入的に厳しい事ですが、時間を短縮して自分の納得できないしょーもないレッスンをするくらいなら、taeは辞めます。
もし、話が通らないのなら、支配人に直接言っても構いません。」
「辞めるなんて事は言わないで下さい・・・」
本当に辞めて欲しくないのか、taeがクラブに必要とされているのか、それともクラブの売り上げが一番大事なのか?
もちろん、taeの事をとても大切にしてくれて、必要としてくれているクラブはある。そういうクラブは、どうのこうの言わなくても、支配人なりイントラ担当のスタッフなりの「ココロ」が伝わってくる。
でも、このクラブは、taeのレッスンに出て下さる人たちのココロは伝わって来ても、クラブ側の「本当のココロ」は「売上一番」だと感じていた。
クラブ側「上と相談してみます・・・。あさって、また面談できますか?」
tae「あさって?そんな短い時間で話できるの?」
クラブ側「あ、じゃあ、来週で」
tae「○○さん(担当のスタッフ)の手腕と、クラブ側がお客さんやtaeの事をどう思ってるのか見させて頂きます。この決定は、お客さんにもクラブ側のやり方っていうのが伝わると思いますよ」
クラブ側「カワイイ顔して、ニコニコしながら、そんな怖い事言わないで下さい・・・。俺、この1週間、ウツになっちゃうよ・・・」
tae「逆境に立たされた方が、いい考えがひらめくっちゅうモンよ。ここで自分の株を上げれるように頑張って下さい。お客さんも見直すと思いますよ。交渉決裂やったら、それまでやけど」
次の日、電話が掛かって来て、時間短縮の件はなくなりました。
頑張ったみたい、担当のスタッフが。
しかも、支配人にも電話を替わってくれて、「カタチだけ」かもしれないけれど、「不手際」を謝ってくれました。そんな謝られる事でもなく、逆に雇われの身なのにクラブ側の意向に歯向かい、しかも自分の考えを通してしまった事を、こちらも謝りました。
支配人の「本当のココロ」は分からないけれど、とりあえずこれから6ヶ月間の契約は締結です。
そして、taeは支配人と担当のスタッフと、お客さまの怒りの声を受け止めて怖い思いをしたスタッフ、そして同じ時間にエアロビクスのレッスンをしている仲良しのイントラの女の子(レッスン後、事務所でのお客様の声を聞いたスタッフの様子や、taeと担当のスタッフの激しいやり取りで、事務所が凍りついてたのを心配してくれるメモを残してくれた)のために、ちょっと奮発したチョコレートを持って、今からそのクラブに仕事に行きます。
taeはクラブでレッスンしていますが、「レッスン・マシン」ではありません。
クラブでも、自分のレッスンが最高だと誇りをもってレッスンしています。
きっと、お客さんとコミュニケーションしているのは「レッスン」ではなくて「ココロ」だと思うのです。
スタッフとのコミュニケーションも同じだと思います。
その「ココロ」がチョコレートにカタチを変えて、伝わればいいのですが・・・。